ファスティングというと、食べていない期間の話ばかりが語られますが、最も大事なのは、『回復食』です。
ファスティングで体の中をからっぽにした後に、最初に何を体に入れるか?
ここを間違えると、せっかくのファスティングが無駄になると言っても過言ではありません。
腸内環境が完全にリセット
ファスティングをすると、腸内環境がリセットされます。
腸内に細菌のエサがない状態ですので、腸内細菌がゼロの状態に近づくのです。
回復食にお粥・重湯を食べる方もいらっしゃいますが、最初に炭水化物を腸内にいれてしまうと、たちまち悪玉菌が増えてしまいます。
腸内環境を整えつつ、通常食に戻していくためには、回復食には発酵食品をたくさん摂っていただく必要があります。
胃酸の影響や加熱によって、摂取した菌が生きていなくても、その代謝物や菌の死骸は、善玉菌が増えるのを助けますし、腸内環境を改善します。
回復食1日目の朝食


回復食1日目は発酵食品中心で、なおかつ消化に負担のある繊維質な食材を避けます。
特に朝食は、出汁からきちんと挽いた具なし味噌汁がおススメです。
消化に負担なく、酵母やミネラル、良質なアミノ酸を摂取できます。
この一杯がこの上なく美味しく、至福のひとときとなることが、ファスティングの醍醐味です。
ファスティングは、味覚を敏感に。
より体が求めているものに正直にしてくれます。
具なし味噌汁で、お腹がいっぱいという方が大半ですが、もっと食べたい感じがある方は、納豆のすりおろしキュウリがけを是非食べてください!
少量のしょう油で食べる納豆の美味しさも、今まで味わったことのないものです。
また、すりおろしキュウリ??と思われる方もおられると思いますが、大根おろしに匹敵するアイテムですので、ぜひこの機会にお試しください。
キュウリには、ホスホリパーゼという脂質分解酵素が含まれます。
ファスティング中に排出できなかった宿便のある方は、このホスホリパーゼが脂質を分解して排出しやすい状態にし、便が出やすい状態にしてくれますので、この段階で摂取されるのがおススメです。
回復食1日目の昼食・夕食

回復食1日目昼食からは、お味噌汁の具も食べていただいて結構です。
具は、根菜類など消化に負担のない野菜が良いと思います。大根、人参、カブ、カボチャ、玉ねぎなど。
キャベツや白菜などの葉野菜を入れる場合は、普段以上に良くかんで、すりつぶすようにして、食べます。
納豆も積極的にお召し上がりください。すりおろしキュウリか大根おろしをかけて食べると良いです。
回復2日目・3日目の食事


回復食2日目~3日目では、1日目の食事に加えて、煮物や果物と野菜のスムージーなども食べられます。
また、お味噌汁は、1日目の具剤に加えて豆腐を入れても構いません。
ただし、体の声を聴きながら、「これは食欲わかない」と思うものは食べないでください。
体は正直で、その時の体調によって必要なもの・必要でないものを判断してくれます。
食べて良いと言われたからと、無理に食べることで調子を崩すことが往々にしてあります。
4日目以降の食事
4日目以降は、普通食に戻していただいて構いません。魚や肉、卵なども食べていただいても大丈夫です。
ただし、ごはん(主食)は、
3日目・・・・おかず有りのごはん無し
4日目・・・・ほんの少し
5日目・・・・通常の半分
といった具合に、少しずつ戻していってください。
食べる量を戻していっても、ごはんの量は、おそらくファスティング前よりも少ない量で落ち着かれると思います。
そもそも、「そんなに主食はいらない」と感じられる方が多いです。
いかに、日本人が主食を摂りすぎているかが実感できるのではないでしょうか。
主食の適量は、個人個人の体質によります。
体質診断させていただき、炭水化物の必要量の傾向をアドバイスさせていただきますが、何より大事なのは体の声に耳を傾けることです。
体と心に向き合う3日間のファスティングを終えた方であれば、お分かりいただけると思います。
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